TOP「話せる場」がある職場環境の作り方

「話せる場」がある職場環境の作り方

 皆さまの職場は、自分の意見を臆せずに発言できる風通しの良い環境でしょうか。
 カウンセリングのご相談を通して、「職場で自分の意見を話すことを躊躇し、ストレスを抱えている」と語られる方が多くいらっしゃいます。一般的に「話せる場」が職場にあることで、従業員のモチベーションが向上し、組織全体のパフォーマンスも高まるといわれています。
 今回のサポータズレターでは「話せる場がある職場環境の作り方」をテーマにしたいと思います。

「話せる場」があるメリット

 職場において「話せる場」があることは、単なる雑談の場ではなく、信頼関係の構築や業務の円滑化に直結する重要な要素です。社員が安心して意見や悩みを共有できる環境が整っていることで、問題の早期発見やチームの一体感が生まれ、結果として生産性の向上にもつながります。

心理的安全性の確保が不可欠

 「話せる場」をつくるためには、まず心理的安全性を確保することが不可欠です。上司や同僚が相手の話を否定せずに受け詰める姿勢を持つことで、「何を言っても大丈夫」という安心感が生まれます。特に上司は、部下の発言を遮らず、共感を持って耳を傾ける姿勢が求められます。
※自分の考えや気持ちを安心して表現できる職場の雰囲気

日常業務の中に取り入れることが大切

 また、日常業務の中に「話せる場」を自然に組み込むことも効果的です。たとえば、朝会や課会等のミーティングの冒頭に「最近気になっていること」や「ちょっとした困りごと」を共有する時間を設けることで、継続的な対話の文化が育まれます。リモートワークが多い環境でも「話せる場」は工夫次第で実現可能です。

カウンセリングでできること

チャットツールの活用や定期的な1on1ミーティングの実施など、オンラインならではの方法でコミュニケーションの機会を設けることが大切です。顔が見えないからこそ、意識的に対話の場を設定することが求められます。
 「部署の雰囲気をもっと良くしていきたい」「部下との信頼関係を築きたいので、関わり方を知りたい」「心理的安全性と言われても何をどのように進めたらよいかわからない」等、もしお困りのことがあればカウンセラーに相談してみませんか。カウンセリングの中でより良い方向へ進めるために一緒に考えてまいります。ご検討くださいませ。