ライフスタイルの変化がもたらすものは?心身を健康に保つヒントを紹介

仕事やプライベートは順調でも、なんとなく生活にマンネリを感じている人はいませんか?
人生のなかで適度な変化や刺激に触れることは、心身ともに健康に生きるために欠かせません。就職、引っ越し、結婚などの大きな変化ではなくても、ライフスタイルを少し変えるだけで人生の満足度やウェルビーイングは向上します。
今回はライフスタイルの変化がもたらすポジティブな効果とライフスタイルの見直し方についてご紹介します。
ライフスタイルの変化とウェルビーイングの関係性

以前はライフスタイルの大きな変化というと、入学式や卒業式、就職、結婚など「人生の節目となるライフステージの変化」で、受動的に起こることが大半でした。
ですが近年では、生活環境や価値観が多様化し「どのようなライフスタイルを幸せに感じるのか」の個人差も大きくなっています。そのため自分によりフィットしたライフスタイルを求め、日々の自分の生活を見つめ直す人も増えています。
基本的には、自分に適したライフスタイルに変化させることで「ウェルビーイングの向上」につながり、自分らしい健康的な生活が送れやすくなります。同じく、不規則なライフスタイルだと、ウェルビーイングが低下しやすくなるので注意しなければいけません。
このようにライフスタイルの変化によって、ウェルビーイングが向上したり低下したりする可能性があることを覚えておきましょう。
ライフスタイルの見直し方

まずは現状のライフスタイルを確認し、小さな変化への取り組みからスタートしてみてください。
原因不明のストレスに悩まされ、日々の生活に不足を感じている人は「日常生活の些細なことから見直す」と改善される可能性があります。
ウェルビーイングに影響を与える日常生活の代表的な要素は以下の内容です。
- 時間の使い方
- お金の使い方
- 衣食住を含むトータルライフスタイル
- 人間関係
- 働き方
ライフスタイルの変化には、良い変化もあれば悪い変化もあります。自分がどのようなライフスタイルを実現したいのかをイメージしながら、日常生活で簡単に取り組める事から実践していきましょう。
また「なかなか変化を感じられない」「変化するための行動が起こせない」と悩んでいる人は、現状維持バイアスが原因かもしれません。もし「変化が怖い、今のままでいい」と強く思ってしまうときには「明日から始められること」をキーワードに実践してみてください。
最初は大きな変化を目標にしないで小さな変化を目標に、スモールステップで努力していくことが大切です。目標が達成できたら自分へのプチご褒美を用意して、楽しく無理なく続けられるように工夫してみましょう。
「自分1人では何から始めればいいかわからない」「計画的に行動するのが苦手」という人は、ぜひカウンセリングを活用してみてください。1人ひとりに合わせた伴走者としてサポートします。
カウンセリングのご予約はこちら:https://user.counseling-platform.com/login?vid=1
時間を見直す
毎日仕事から帰っても家で寝るだけだったり、ダラダラ過ごして終わったりする人は、時間の使い方を見直してみましょう。
<ウェルビーイングを高めるために見直すべき時間>
- 睡眠や食事の時間帯を毎日なるべく揃える
- 睡眠時間を十分に確保する
- 寝る前のリラックスタイムをつくる
- 隙間時間を活用して家事を片付ける
なかでも、食事・睡眠の時間帯を整えることは、心身に良い影響を与えます。休日に「寝だめ」をせずに毎日の睡眠時間をしっかりと確保し、朝のルーティンを作ってみても良いかもしれません。
ぜひ、平日と休日で「やるべき事とやらない事の優先順位」を考えながら、充実した日々が送れるような計画づくりをしてみましょう。
お金の使い方を見直す
ライフスタイルを変化させるためには、お金の使い方を見直すことも大切です。
毎日コンビニや外食でご飯を済ませている人や、ストレス発散のために週末にショッピングで散財してしまう人は、今の収支の確認から始めてみましょう。
数あるストレッサーのなかでも、特に「お金に関する悩みから受けるストレス」は、とても大きいと言われています。
ただ節約するのではなく、目標をもって貯蓄をしたり家計簿をつけたりすることが大切です。日々の支出を把握することで、月々いくら必要なのか?将来的にはどのくらいお金を貯めればいいのか?段々と分かってくるようになります。そうすることで、お金に対する漠然とした不安も和らいでいくかと思います。
将来のマネープランを考えると「お金の使い方の見直し・ライフスタイルの改善・ウェルビーイングの向上」にもつながっていくので、ぜひ試してみてください。
参照:内閣府「1ページ目-国民生活に関する世論調査(令和4年10月調査)」
衣・食・住を見直す
生活の基本である衣・食・住の見直しも、ウェルビーイングとライフスタイルを変化させるうえで重要です。
家の中で気になっていることや、不便に感じていることはありませんか?
とても小さな不満ですが、例えば「家の中の散らかり具合を見るたびにストレス」を感じたらどうでしょう。家には毎日帰るため、そのたびに小さな不満・ストレスが積み重なってウェルビーイングが低下してしまいます。
でも衣類などの整理整頓をして部屋がスッキリすると、心にも余裕ができてストレスの軽減にもつながります。これは、国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) の「住空間の散らかり度合いとストレスの関係性を調査した研究」でも報告されています。
何を食べたいか?どう食べたいか?どんな空間で生活をしたいか?などの理想のライフスタイルを目指すと、ウェルビーイングにも良い影響を与えることができるでしょう。
参考:国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) 「居住空間の散らかり度合いとストレスの関係についての研究」
人間関係を見直す
ライフスタイルとウェルビーイングに大きな影響を与える人間関係も、定期的な見直しが重要です。良好な人間関係を築くためにも「自己理解や他者への思いやり」を持って接してみましょう。
人間関係での「自分を知る(自己理解)」行為とは、自分がどのような人間関係を築きたいのかを知ることです。自分の価値観と合う人、これからも一緒にいたいと思える人など、ポジティブな影響を与えあえる人間関係を意識してみてください。
もし身近に苦手な人がいた場合は「相手から少し離れて、互いに自分を見つめなおす」ことで状況が改善することもあります。他人との適切な接し方については、アドバンテッジJOURNALでも詳しく解説しているため、こちらもご参照ください。
参照:セルフコンパッションのやり方とは?注目されている背景や高めるメリットも
働き方を見直す
人生の多くの割合を占める仕事を見直すことも、ライフスタイルの変化に大きな影響を与えてくれます。今の仕事の良い点や悪い点を整理し、自分自身の理想の生活に合っているかを検討してみましょう。
なかにはハードワークで「理想のライフスタイルが実現できない」人もいるかと思います。そんな場合には、
- 仕事内容に優先順位をつけて取り組むこと
- 仕事を効率化するツールを導入する
- 職場に相談すること
など
これらの取り組み・解決策を実践してみましょう。
それでも理想のライフスタイルと合わない場合には、1人で抱え込まずに周りへ相談してみてください。現状の働き方の見直しは、きっと皆さんのライフスタイルとウェルビーイングに良い影響を与えてくれますよ。
1人ではライフスタイルを見直せないとき

ライフスタイルを変化させるポイントについて解説してきましたが、自己分析や生活習慣の改善を1人で行うのはとても大変です。「少し困るけど、現状維持でいいか」と諦めてしまう前に、周囲の力や専用サービスなどを活用してみましょう。
まずはご自身の家族や友達に、現在の状況や気持ちを伝えてみましょう。身近な人だからこそネガティブな部分を伝えにくい場合もありますが、まずは自分から一歩踏み出してみることが重要です。
親しい人には相談しにくい場合や、なるべく自分の力で頑張りたい人には、私たちが提供している「アドバンテッジカウンセリング」がおすすめです。カウンセリングというとメンタル不調の際に利用するイメージがありますが、私たちのカウンセリングは「皆さんが望む変化」に向けて伴走するサービスです。
メンタル不調を改善したい人はもちろん、自分自身を高めたい人、目標に向かって変化したい人は、ぜひカウンセリングご利用ください。
カウンセリングのご予約はこちら:https://user.counseling-platform.com/login?vid=1
サービスの概要を確認:メンタル不調者ゼロ + 社員のパフォーマンス向上を目指すなら | アドバンテッジ タフネス カウンセリング
まとめ:ライフスタイルを見直してウェルビーイングを高めましょう

人生の満足度やウェルビーイングを高めるためには、ライフスタイルの変化が大切です。
ライフスタイルの変化には時間やお金、人間関係、働き方など、多くの要素が関わっています。まずは今の自分のライフスタイルを把握し、理想のライフスタイルを意識することから始めてみましょう。
自分の考えや思いに耳を傾けたり、小さなアクションを続けたり、ライフスタイルを見直しながら、ウェルビーイングの向上を目指していってみてください。