プライベートで素敵な人間関係を目指そう!友だちや家族との関係を良くするコツ

家族や友達、恋人など、誰しも大切な人間関係はありますよね。そうした関係を良好に保つためには「コミュニケーション」が重要です。「たった一言」で仲が深まることも、関係が悪化することもあります。
今回は大切な人とのコミュニケーションを円滑に進めるためのコツや、気を付けたいポイントについて解説します。仲を深めたい相手に寄り添うための考え方を知り、相手にとってストレスを与えるコミュニケーションをしていないか、自分自身の行動を振り返ってみましょう。
プライベートな人間関係を悪化させる要注意なコミュニケーション

「親しき仲にも礼儀あり」の言葉のように、家族・友だち・恋人などの親しい人の前では、甘えや気のゆるみから無意識に相手を傷つける言葉を使ってしまうことがあります。
<例>
- 「なんでそんなこともできないの?」と相手を追い詰める
- 「前にも言ったでしょ」と失敗を蒸し返す
- 助言やアドバイスに対し「うるさいな」と返事をする
「仲がいいから悪口を言っても大丈夫」「何度も言ってる言葉だから傷つかないだろう」と考えるのは危険です。特に家族や恋人に対して、相手の人格を否定する言葉は精神的な暴力(モラルハラスメント)として訴えられるケースもあります。
プライベートでの人間関係だからこそ、慎重にコミュニケーションをとることが大切です。
また、自分自身や周囲とのコミュニケーションを振り返りたい場合や、プライベートの人間関係に悩んでいる人は、一度アドバンテッジカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか?
カウンセリングのご予約はこちら:https://user.counseling-platform.com/login?vid=1
参考:職場カウンセリングとは?必要性やメリット、企業への導入方法を解説 | アドバンテッジJOURNAL
良好な人間関係を築くためには?
良好な人間関係を築くために、まずは身の回りにいる家族・恋人・友人によって自分自身の生活が成り立っていることを意識してみましょう。「お母さんがいつも家事をしてくれているな」「恋人がいてくれるから、仕事も頑張れているな」と実感すると、自然と感謝やリスペクトの気持ちが生まれてくるはずです。
相手に対し、感謝やリスペクトの気持ちを持つことが、よいコミュニケーションをとるための第一歩です。自分自身を振り返り、感謝や尊敬の思いが足りているかどうか確かめてみましょう。
相手の話を「聴くこと」を重視しよう

今よりも相手と仲良くなりたい人も、相手との関係性を修復したい人も、まずは相手の話を聴くことが大切です。毎日話す相手だと雑な返事をしてしまったり、話を途中でさえぎったりすることもあるかもしれません。しっかり耳を傾け、真摯に向き合ってみましょう。
以下に話を聴く際のポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
①相手の考えや価値観を理解して共感する
相手の言葉を否定しない
- そうなんだね
- それは大変だったね
相手の感情に共感することは信頼を深めます。自分と意見が違う場合でも、相手の考えや思いは否定せず、「あなたはそう思ったんだね、どうしてそう思ったの?」と受け止めながら聴くことが大切です。
特に「親子関係」では、意図せず親が子どもの価値観を否定してしまうことがあります。
子どもを説得する際に一方的なコミュニケーションをしてしまうと、表面上は問題が解決されたように見えますが、子どもの心のなかに「自分の考えが尊重されなかった」と深い傷を残してしまうケースもあるので注意が必要です。
②忙しい時こそ短い時間を大切に
話しかけられたときに「あとでね」と済ませてしまったり、誰かに話を断られて「少しでいいから話を聞いてほしかったのに」と思ったりした経験はないでしょうか。
コミュニケーションはタイミングや頻度も重要です。「いつでも話せるから大丈夫」と慢心せず、その時のコミュニケーションを大切にしましょう。
特に仲のいい相手に対しては、相手の話をわかった気になってしまい、話を十分に聞かないまま決めつけてしまうケースもあります。
- 今、勇気をもって話しかけてくれたのかもしれない
- 大事な話があるのかもしれない
と相手の思いを想像してみてください。
短い時間でも、向き合う姿勢を示すことが重要です。
ポジティブな言葉を伝えて良い人間関係を目指そう

職場では感謝の言葉を述べていても、家庭では家事や育児への感謝がおろそかになっている人も多いのではないでしょうか。親しい関係だからこそ、感謝の気持ちを忘れずに言葉にして伝えましょう。
母の日・父の日・誕生日などの節目には、気持ちを込めたプレゼントや手紙などとともに、感謝の言葉を伝えられるとさらに想いが伝わります。また、日常生活のなかでも感謝を伝えることは重要です。
- お弁当美味しかったよ、ありがとう
- ゴミ出ししてくれたんだね、助かったよ。ありがとう
など
普段の想いにプラスして「ありがとう」の感謝の気持ちを伝えてみましょう。
コミュニケーションの時間が楽しく、うれしいものになると、自然と良好な人間関係が生まれます。
非言語のコミュニケーションに気を付けよう

良いコミュニケーションがとれていても人間関係が良好ではない場合には、非言語的コミュニケーションがうまくいっていないことが考えられます。非言語コミュニケーションには、以下のような種類があります。
<非言語コミュニケーションの例>
- 表情、目線
- 話す速さ、声色
- ジェスチャー
- 服装、アクセサリー
- 距離感、身体的接触
自分では意識していないものが、相手にメッセージとして受け取られてしまう場合があります。TPOに合わせて身だしなみを整えるのも、非言語コミュニケーションの1つです。威圧感や不快感などを与える要素がないか、今一度確認してみることをお勧めします。
①声のトーン・表情を豊かに表現する
ぜひ実践してほしい、おすすめの非言語コミュニケーションを2つご紹介します。
1つ目は「声のトーン・表情を豊かに表現する」ことです。
例えばプレゼントを渡して「ありがとう」と感謝を伝えても、プレゼントを雑に渡されたり、笑顔がなかったりしたら良い効果は期待できません。表情、仕草、声のトーンなど、言葉以外の印象を見直してみましょう。
- 笑顔を意識する
- オープンな姿勢でいる(腕組みをしない、背を向けない)
- 相手の目を見て話す
- 明るくハキハキと喋る
- ゆっくりとわかりやすい言葉で話す
自分自身では明るく話しているつもりでも、相手にはそう感じられていないこともあります。自分の話す顔や声を客観視してみるといいでしょう。
②スキンシップ・ジェスチャーを活用する
2つ目は「スキンシップ・ジェスチャーを活用する」ことです。どちらの非言語コミュニケーションも適切に使うと、人間関係を深めることができます。
(例)
- 子どもを褒めるときに、頭をなでる
- 恋人に愛情を伝えるときに、ハグをする
- 友人に感謝を伝えるときに、頭も下げる
スキンシップとは身体的接触によるコミュニケーションで、家族や恋人など、特に信頼関係のある人同士で行うのが特徴です。相手にとって適切な距離感が異なるため、相手の反応を見ながら実践してください。
子どもとのコミュニケーションの際には、ジェスチャーを使って興味を引き、話をわかりやすくすることも重要です。「大きな犬がいたんだよ」と話すだけでなく、手で大きさを表現すると聞き手がイメージしやすくなります。
アサーションを意識したコミュニケーションしてみよう

さらに、最近注目されているコミュニケーション方法にアサーションがあります。アサーションとは「自己主張」が由来となっており、自分も相手も大切にしながら率直・誠実に自分の意見や気持ちを伝えるコミュニケーション方法です。
コミュニケーションは「互いの主張をそれぞれ伝えられること」が理想的です。相手に自己主張を押し付けて攻撃したり、自分自身の主張を抑えてストレスを溜めたりせずに、バランスよく自己主張できるようなコミュニケーションを目指しましょう。
一例として、相手に想いを伝える際には「Iメッセージ、YOUメッセージ、WEメッセージ」を意識するといいでしょう。
<例>
おすすめのコミュニケーション方法 | 概要 |
Iメッセージ | 私は励まされた、私は感動した、など「私」が主語のメッセージ |
YOUメッセージ | あなたはすごい、あなたは頑張っている、など「あなた」が主語のメッセージ |
WEメッセージ | 私たちは努力している、チームの誇りだ、など「私たち」が主語のメッセージ |
自分自身の意思や想いを伝えたいときにはIメッセージ、指示出しなどの明確なコミュニケーションをしたいときはYOUメッセージを使うと効果的です。逆に使い方を間違えてしまうと、相手に誤解を与えることになりかねないので注意してください。
<悪い例>
- あなたは頼まれた書類を早く作れないのですか?
→辛辣な印象を与えます。Iメッセージにして「私はあなたが書類を早く作ってくれると助かります」と伝えた方が効果的です。
また、褒めるときなどにWEメッセージを用いると、聞き手は充足感や達成感を抱きやすいといわれています。場面に合わせてメッセージを使い分けてみてください。
こちらの記事では、より詳しいアサーションの説明や習得するためのトレーニング方法をご紹介しています。気になる人は、こちらの記事もご覧ください。
参考:アサーションとは?活用メリットや今すぐ実践できるトレーニング方法解説 | アドバンテッジJOURNAL
大切な人間関係のために「自分自身」を見直そう

最後におすすめしたい方法は、自分自身を見直すことです。家族内でのコミュニケーションや友達との会話、恋人との付き合い方など、親しい人とのコミュニケーションは閉じた関係性のなかで行われます。
そのため、自分自身が気付かないうちにコミュニケーションが雑になっていたり、相手を不快にさせたりすることがあります。
自分自身のコミュニケーションをチェックし、より良い人間関係を築くためにも、まずは専門家によるカウンセリングを活用してみてください。第三者の視点から見直すことで、新たな気付きがうまれます。
親子や上司・部下など立場に違いがある人との関係が上手くいかない時には、自分自身のコミュニケーションをアップデートすることから始めてみるのがお勧めですよ。大切な人、身近な人と長く付き合っていくために、自分自身のコミュニケーションをアップデートさせましょう。
カウンセリングのご予約はこちら:https://user.counseling-platform.com/login?vid=1
まとめ:プライベートの人間関係をよくするカギは「日頃の感謝」

プライベートな関係性のコミュニケーションは、普段意識しないことが多いため、特に注意が必要です。「親しき中にも礼儀あり」というように、家族や友達、恋人に対する自分自身のふるまいや言葉を再確認してみましょう。
人間関係を良好に保ち、さらに仲が深まるコミュニケーションをとるためにも
- 相手の話を聞くこと
- ポジティブな言葉を使うこと
- 非言語的コミュニケーションを重視すること
- 日頃の感謝の気持ちを伝えること
など
が大切です。
知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまったり、相手を不快にさせたりするコミュニケーションをしているかもしれません。大切な人のためにも、カウンセリングなどを活用してコミュニケーションスキルを再確認してみましょう!