異動でストレスを感じたら
異動(人事異動)によって配属先が変わることにストレスを感じたり、不安に思ったりする人は少なくありません。希望とは異なる部署への配属が決まった場合や、業務内容が大きく変わるようなケースでは、新しい環境になじむことができず、メンタル不調に陥ってしまうこともあります。今回は、異動でストレスを感じる原因や、ストレスにうまく対処する方法についてご紹介します。

異動でストレスを感じる原因①
■業務内容や環境の変化
今まで担当してきた業務との関連性が薄いと、新しい仕事を一から覚えていかなければなりません。「自分にこの業務は向いていないのではないか」と感じてストレスを抱く場合もあります。また、勤務場所や労働条件が大きく変わり、新たなワークスタイルに馴染めないと感じる方もいるでしょう。
■新しい人間関係の構築
新しい配属先に全く知り合いがおらず、なかなかチームに溶け込めないと、常に緊張状態で仕事をしなければならず、心身に負担がかかってしまいます。
異動でストレスを感じる原因②
■キャリアアップへの不安
異動はスキルアップや将来のキャリアアップを見据えて行われることもあります。しかし、「これまで積み重ねてきたことを否定された」と感じてしまうと、ストレスやモチベーション低下に繋がります。
■部署独自のルールや慣習
暗黙の決まりごとだけではなく、仕事の進め方や熱量に違いを感じてうまくなじめない場合、ストレスを感じてしまいます。頑なに自分のやり方を貫き通すと、チームの和を乱す人と捉えられかねず、良好な人間関係の構築に影響する可能性もあります。


異動のストレスへ対処法
■異動のメリットを整理する
ストレスを感じていると、ついデメリットばかりに意識が向きがちですが、異動にはメリットもあります。様々な業務を経験することで幅広い知見や技術が身につき成長につながったり、視野が広がって新しい発想が生まれたりすることもあるでしょう。
■自分に合った方法でストレスを解消する
仕事中であれば、深呼吸やその場でできる簡単なストレッチをする、温かい飲み物を飲んで一息つくなどがおすすめです。
一人で抱え込まない
業務内容や人間関係など、異動には大きな変化が伴うため、強いストレスを感じてしまうかもしれません。ストレスを軽減するには、異動を前向きに捉えられるよう気持ちを切り替える、自分なりの方法でストレス解消を図るなどして、新しい環境に慣れていく工夫が大切です。ただし、自分だけでストレスを抱え込んでしまうことは、メンタル不調を招きかねません。
そのような時は同僚・先輩・上司など、近しい人に悩みを相談することも有効です。具体的な解決策や自分とは異なる視点からのアドバイスによって新たな気づきを得られたりするかもしれません。
また、社内で相談しにくい場合は、当センターのご利用もぜひ検討くださいませ。
