TOPメンタルヘルスを健康に保つためには?健康的な心で安定したウェルビーイングを実現しよう

メンタルヘルスを健康に保つためには?健康的な心で安定したウェルビーイングを実現しよう

メンタルヘルスを健康に保つためには?健康的な心で安定したウェルビーイングを実現しよう

充実した毎日を過ごすためには、身体の健康はもちろん、心の健康状態も大切です。特に最近ではメンタルヘルスに対する関心が高まっており、心身の健康に気を遣っている人や、メンタルを健やかに保つ取り組みをしている人が増えています。

近年は「メンタルトレーニング」を取り入れるスポーツ選手が増えており、「心の安定」は「高いパフォーマンス」に繋がることが広く知られています。今や心の健康は、仕事を頑張りたい人や充実したプライベートにしたい人にとって、当たり前であり大切な要素です。

今回はメンタルヘルスを健康に保つことのメリットと心身を健康に保つための方法を解説するので、ご自身の体と心の健康を見つめなおすきっかけとしてご活用ください。

メンタルヘルスについて

メンタルヘルスを健康に保つためには?健康的な心で安定したウェルビーイングを実現しよう

まずはメンタルヘルスについての理解を深め、心身に与える影響について知りましょう。

 メンタルヘルスが心に与える影響

メンタルヘルスとは「心の健康状態」を意味する言葉です。

身体が健康な場合には「体が軽い」「力が湧いてくる」実感があるように、心を健康に保つと

  • 心が軽い
  • 穏やかな気持ち
  • 嫌な出来事でも大きなダメージを受けにくい
  • 集中力が高まる

などの状態を維持しやすくなります。

一方、風邪やケガなどで身体の健康を損なうことがあるように、心にも調子が良いときと悪いときがあります。近年は5人に1人が心の病気を経験すると言われており、メンタル不調は身近な問題となっています。また身体の怪我とは異なり、心の病気は治りにくい傾向があります。

このように心と身体は密接なつながりがあるため、身体の健康が心の健康を支えたり、心の不調が身体に悪影響を与えたりします。仕事への向き合い方や質・人生全体の幸福度が問われている現代だからこそ、メンタルヘルスも含め「心身の健康」を目指すことが大切です。

参考:厚生労働省:メンタルヘルスとは

健康的なメンタルヘルスをキープするために

メンタルヘルスを健康に保つためには?健康的な心で安定したウェルビーイングを実現しよう

健康的で活き活きとしたメンタルを保つための取り組みをいくつかご紹介します。

人によって合うものや取り組みやすいものは異なるので、ぜひ興味のあるものから日常生活に取り入れてみてください。

カタルシス効果

カタルシスとは、ギリシャ語で「浄化」を意味する言葉です。その言葉のとおり、心の中をきれいにするイメージで、感情を吐き出してみましょう。

<カタルシス効果の例>

  • 美術作品や音楽作品に触れて感動する
  • ネガティブな想いを誰かに聞いてもらう
  • 思い切り泣く、思い切り笑うなど、感情を出す

普段の生活で抑圧されていた想いや感情を外に出すことで、心がすっきりするはずです。

カタルシス効果を活用することはストレス発散につながり、メンタルを健やかに保つことにつながります。休日に美術館に行ってみる、カラオケに行って大きな声で歌うなど、自分なりのストレス発散法を見つけてみてください。

マインドフルネス

近年よく耳にするマインドフルネスとは「今現在、ありのまま」に意識を向けるトレーニングです。実際に医療現場で行われているトレーニングは、取り組み期間が長いので実践が難しいですが、簡易的なトレーニングでもストレス低減効果があるといわれています。

<マインドフルネスの種類>

  • 座ったまま目を閉じ、呼吸に意識を向ける
  • ヨガをしながら、体と呼吸の感覚に集中する
  • 寝たまま「頭からつま先へ」徐々に意識を向ける場所を移動させていく

どのスタイルでも、呼吸や体の状態に意識を向けることが重要です。

マインドフルネス中は、頭に浮かんだ考え・感情を無理に消す必要はありませんが、「別のことを考えているな」と気づいたら、体と呼吸に意識を戻すようにしてみましょう。

マインドフルネスの実践には、トレーニングが必要です。

アドバンテッジJOURNALでは詳しいマインドフルネスの実践方法も解説しているので、興味のある方はぜひそちらの記事もご覧ください。

参考:マインドフルネスとは?身につけるための方法を解説 | アドバンテッジJOURNAL

セルフコンパッション

セルフコンパッションとは「ありのままの自分を受け入れて思いやる」考え方のことです。自分のよいところだけでなく、弱い部分や嫌な部分も受け入れることが、メンタルを良好に保つうえで重要とされています。

<セルフコンパッションの3要素>

  • 自分を優しく労わる
  • 他者と同じ人間性に気づく(例:誰でも失敗することはある、など)
  • 今この瞬間を受け止める

セルフコンパッションの考え方を身に着けることで、不安な気持ちやストレスに振り回されず、落ち込んでも心が回復しやすくなります。そのためには先に紹介したマインドフルネスを行ったり、セルフコンパッションの考えを紙に書いて思い出す「リマインドペーパー」を行ったりしてもよいでしょう。

セルフコンパッションの具体的な方法については、アドバンテッジJOURNALの記事でご紹介しています。どれも気軽に取り組める方法のため、気になる方はこちらの記事もチェックしてみてください。

参考:セルフコンパッションのやり方とは?注目されている背景や高めるメリットも | アドバンテッジJOURNAL

ストレスを感じにくい環境の整備

次に、ストレスを生み出している周りの環境について見直してみましょう。それぞれの場所でできる工夫をご紹介するので、ぜひお試しください。

なおメンタルヘルスケアについては、過去にアドバンテッジJOURNALでも紹介しているので、以下の記事も一緒に見ていただくとより理解が深まります。

参考:メンタルヘルスケアの意義と重要性~4つのケアとは? | アドバンテッジJOURNAL

①自宅でできること

毎日過ごす自宅の環境を見直すことは、心の安定につながります。以下のポイントを意識することで、おうち時間を快適に過ごせますよ。

意識・工夫すること具体例
整理整頓を心掛ける物が散らかった状態は無意識にストレスを感じます。トイレや洗面台など、日々目にする場所は定期的に掃除をすると気分よく過ごせます。
照明を工夫する自宅にいても落ち着かない人は、照明の見直しが効果的です。作業部屋は明るい照明。リラックスして過ごす部屋は落ち着いた色の照明。昼間はカーテンを開け、自然光を取り入れてみるのもおすすめです。
お気に入りのインテリアを置く無味乾燥な部屋よりも、お気に入りの家具やインテリアがあるとリラックスできますよね。好きな本を棚に並べる。観葉植物などの自然を感じるアイテムを置く。アロマ・お香を焚いた環境づくりもお勧めです。

②職場でできること

1日の大半を過ごす職場環境の見直しも、メンタルヘルスにとって重要です。物理的・心理的な環境の改善は、仕事効率を上げることにもつながります。仕事のストレス・悩みが特にない人でも、仕事のクオリティや効率を上げるために職場環境を見直してみましょう。

<物理的な職場環境の調整ポイント>

  • デスクや作業スペースの整理整頓を行い、集中できる環境をつくる
  • 書類や仕事道具の保管場所を決めて「物を探す・見当たらない」ストレスを減らす
  • 休憩スペースで快適に過ごせるよう、定期的な清掃やリラックスグッズを置くなどの工夫をする

<心理的な環境整備のポイント>

  • 挨拶や雑談を通して仕事仲間とコミュニケーションを取り、相談しやすい環境をつくる
  • 感謝やアドバイスなど、ポジティブなコミュニケーションを心掛ける

メンタルヘルスをうまくマネジメントできない場合の対処法

メンタルヘルスを健康に保つためには?健康的な心で安定したウェルビーイングを実現しよう

食事・睡眠・運動・職場環境の改善をしても、メンタルヘルスをうまくマネジメントできない・・・」とお悩みの場合は、以下の方法も試してみましょう。

  • 家族や仲の良い友人などに相談する
  • 1人で抱え込まずに専門家を頼る

また、メンタルヘルスを健康に保つためには、専門家への相談もおすすめです。日頃のモヤモヤを心理の専門家に話すなかで、自分自身では気付いていないストレスを発見することができたり、心の状態をより良く保つ方法を知ることができたりしますよ。

メンタルヘルスを維持するために1人で頑張っている人は、思い切って周囲のサポートを受けてみてはいかがでしょうか。

カウンセリングのご予約はこちら:https://user.counseling-platform.com/login?vid=1

以下の記事では、新入社員・若手社員に向けた「メンタルヘルスケア方法」を解説しています。該当する人は以下の記事も読むことで、よりメンタルヘルスマネジメントがしやすくなるかもしれません。

参考:若手社員のメンタルヘルスケア~ストレスの傾向と不調を未然に防ぐ方法とは? | アドバンテッジJOURNAL

新入社員・若手社員以外の管理職などの人でも、悩みがある場合には積極的に周りに相談してみる姿勢が大切です。

まとめ:メンタルヘルスを良好に保ってウェルビーイングを実現しよう

メンタルヘルスを健康に保つためには?健康的な心で安定したウェルビーイングを実現しよう

充実した毎日を過ごすうえで、心身を健康に保つことは重要です。

身体と違って、メンタルヘルスは目には見えません。上手にメンタルヘルスをケアするために、生活環境の見直しやストレスを感じにくい工夫をしてみましょう。

特に職場環境を整えると、仕事効率やモチベーションアップにもつながります。

専門家のカウンセリングなども活用しながら、メンタルヘルスマネジメントやケアに取り組み、より良いウェルビーイングを実現していきましょう。